皮膚の表面が荒れているのは、五臓六腑の不調が体の表面に出ているためであると考えられます。経絡の気の流れが表面に出てくるのがツボであり、刺激することでスキンケアを行うことも可能です。頭から足の先端にかけて刺激することが重要ですが、ひじしたのツボは手軽に押しやすくて、効果も引き出しやすい特徴があります。

足の部分にある足三里と同様にスキンケアで有効なのが、ひじしたの部分にある手三里というツボです。手三里が属する手の陽明大腸経は、スキンケアのためにも有効とされている経絡です。歯痛に対応するツボが多いのが特徴ですが、ニキビなどの肌荒れに対しても作用させることができます。手三里の近くにある曲池というツボに関しても、ひじしたの部分にあって、肌荒れを予防するために有益です。

手三里や曲池は、手押しで刺激しても効果がありますが、お灸によって効果を高めることもできます。実際に手三里はお灸で使われることが多く、かなりの昔から主治が知られています。お灸で温めることによって、血流が促進して、リラックス効果が得られることも重要です。温熱的な刺激も加わることで、自然治癒力が強化して、肌荒れに強い皮膚が作られていきます。

便秘になるとニキビなどの肌荒れの症状を悪化させますから、消化器系に作用するツボを毎日にように刺激することがおすすめです。ひじしたの曲池と一緒に、親指の人差し指の間にある合谷というツボを指圧することも効果的です。指先で圧迫する方法は、特別な道具を使わずにできることが特徴で、手技療法の一つでもあります。お風呂に入っているときに指圧すれば、血行が一段と良くなって、スキンケアの効果も高まります。忙しい仕事の合間にも、ひじしたを中心に指圧すれば、疲れも軽減していきます。